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  • Connect

    田口 淳之介

    田口淳之介は精悍になった。 KAT-TUN全盛期の頃は、ワイルドなグループにおいて、ブラウンのロングヘアーがナチュラルにカールしている、甘い微笑みの優男という印象だった。 『Connect』のMVでダンスする田口淳之介と、公式ホームページのビジュアルイメージは統一されていて、ともにこれ以上さっぱりしようがないくらいにさっぱりした男になっている。 無駄なものが削ぎ落とされたかっこよ

RANDOM REVIEWランダムレビューから音楽をみつける

  • 田口淳之介は精悍になった。

    KAT-TUN全盛期の頃は、ワイルドなグループにおいて、ブラウンのロングヘアーがナチュラルにカールしている、甘い微笑みの優男という印象だった。

    『Connect』のMVでダンスする田口淳之介と、公式ホームページのビジュアルイメージは統一されていて、ともにこれ以上さっぱりしようがないくらいにさっぱりした男になっている。

    無駄なものが削ぎ落とされたかっこよさ。それはとてもシンプルでサラッとしたものであるはずなのに、ジャニーズという枠で考えると逆にユニークだと感じてしまうのが不思議だ。

    KAT-TUNはアンチ・ジャニーズのグループだ。6人中3人がグループを脱退し、事務所を退社していることからそれは明らかである。事務所がそれを失敗と捉えているか、逆に戦略的に有効だと捉えているかはわからない。いずれにせよ、そこにアンチ・ジャニーズというひとつの価値観が存在していることは確からしい。

    さて、脱退した赤西仁と田中聖を見てみよう。二人に共通しているのはその反骨精神以外にもう一つある。それは海外志向だ。

    赤西は、KAT-TUN在籍時から語学留学を試みており、それは全米デビュー、全米主要都市ツアーとして結実している。
    田中は、INKTを結成した。英語詞や英語タイトルが積極的に使われており、活動初期はブラジルでのフェスに大々的に出演している。サウンドからも感じ取れるが、海外展開に成功しているONE OK ROCKの立ち位置をひとつのランドマークとしていると読んで、間違ってはいないだろう。

    それでは田口淳之介に海外志向はあるのだろうか。海外デビューの予定はリリースされていないが、実は公式ホームページのプロフィールにはすでに英訳が併記されている。そして『Connect』のスローでエレクトロで隙間を意識した、コンテンポラリーなダンスサウンドを聴いてみれば、海外のトレンドを強く意識していることは一目瞭然だ。音だけを聴く限り、新しいキャリアを築いた三名の中で、Jポップリスナーへの配慮が最も足りていないのが、実は田口淳之介である。もちろんこれは良い意味で、だ。

    赤西の『TEST DRIVE featuring JASON DERULO』では、キャッチーなメロディと共に、日本人に向けた海外のかっこよさが存分に描かれていた。MVの最後のシーンが象徴的だ。赤西は左ハンドルのオープンカーに乗り、アメリカのハイウェイを大都市に向かってドライブする。アメリカに進出した赤西仁のカッコよさ。日本人の私たちがそれを意識せざるを得ないように、『TEST DRIVE』のMVは制作されているのだ。

    他方、田口淳之介『Connect』のMVは、スケボー仲間とのコミュニティというモチーフが、ビルの屋上や街中の公園と共に全面に押し出されている。ローカルを大切にするというそのスタンスは、逆説的に、アメリカのストリートの音楽により近接できている。赤西と田口にはこのような興味深い対称性があったようだ。

    その対称性の考察は今後の課題ということにしよう。
    ひとまずは、アンチ・ジャニーズ三人衆の共通項は海外志向である、と結論付けることができる。

    そこからさらに見方を反転させ、日本に残された側のことを考えてみたい。
    国内志向文化としてのジャニーズ、という発想だ。
    国内志向と海外志向、言い換えれば、日本が一番と思う人と日本は遅れていると思う人。昨今、両者の溝はより深くなり、両者の主張はより先鋭化されている気がする。その水面下での分裂の非常に象徴的な表面化として、新世代のアイドルを代表し日本の芸能シーンを支えていくはずだったKAT-TUNの分裂劇を捉えると、一連の事象は一段と興味深い。少女漫画の王子様のようだった田口が徐々にシンプルに洗練されていった事実すらも、見落としてはいけない気がしてくる。

    以上を踏まえて、今後のKAT-TUN、赤西、田中、田口の動向は注目に値する。
    だれがどこで成功するのか。溝は深まるのか。あるいは、もしかしたら、再結成はあるのか。
    どのような結果になろうと、KAT-TUNはそのときまた、未来の日本人の生き方を反映してくれるかもしれない。
    『KAT-TUNアフターストーリー』 を詳しく ≫

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  • Connect

    田口 淳之介

    田口淳之介は精悍になった。 KAT-TUN全盛期の頃は、ワイルドなグループにおいて、ブラウンのロングヘアーがナチュラルにカールしている、甘い微笑みの優男という印象だった。 『Connect』のMVでダンスする田口淳之介と、公式ホームページのビジュアルイメージは統一されていて、ともにこれ以上さっぱりしようがないくらいにさっぱりした男になっている。 無駄なものが削ぎ落とされたかっこよ

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  • 田口淳之介は精悍になった。

    KAT-TUN全盛期の頃は、ワイルドなグループにおいて、ブラウンのロングヘアーがナチュラルにカールしている、甘い微笑みの優男という印象だった。

    『Connect』のMVでダンスする田口淳之介と、公式ホームページのビジュアルイメージは統一されていて、ともにこれ以上さっぱりしようがないくらいにさっぱりした男になっている。

    無駄なものが削ぎ落とされたかっこよさ。それはとてもシンプルでサラッとしたものであるはずなのに、ジャニーズという枠で考えると逆にユニークだと感じてしまうのが不思議だ。

    KAT-TUNはアンチ・ジャニーズのグループだ。6人中3人がグループを脱退し、事務所を退社していることからそれは明らかである。事務所がそれを失敗と捉えているか、逆に戦略的に有効だと捉えているかはわからない。いずれにせよ、そこにアンチ・ジャニーズというひとつの価値観が存在していることは確からしい。

    さて、脱退した赤西仁と田中聖を見てみよう。二人に共通しているのはその反骨精神以外にもう一つある。それは海外志向だ。

    赤西は、KAT-TUN在籍時から語学留学を試みており、それは全米デビュー、全米主要都市ツアーとして結実している。
    田中は、INKTを結成した。英語詞や英語タイトルが積極的に使われており、活動初期はブラジルでのフェスに大々的に出演している。サウンドからも感じ取れるが、海外展開に成功しているONE OK ROCKの立ち位置をひとつのランドマークとしていると読んで、間違ってはいないだろう。

    それでは田口淳之介に海外志向はあるのだろうか。海外デビューの予定はリリースされていないが、実は公式ホームページのプロフィールにはすでに英訳が併記されている。そして『Connect』のスローでエレクトロで隙間を意識した、コンテンポラリーなダンスサウンドを聴いてみれば、海外のトレンドを強く意識していることは一目瞭然だ。音だけを聴く限り、新しいキャリアを築いた三名の中で、Jポップリスナーへの配慮が最も足りていないのが、実は田口淳之介である。もちろんこれは良い意味で、だ。

    赤西の『TEST DRIVE featuring JASON DERULO』では、キャッチーなメロディと共に、日本人に向けた海外のかっこよさが存分に描かれていた。MVの最後のシーンが象徴的だ。赤西は左ハンドルのオープンカーに乗り、アメリカのハイウェイを大都市に向かってドライブする。アメリカに進出した赤西仁のカッコよさ。日本人の私たちがそれを意識せざるを得ないように、『TEST DRIVE』のMVは制作されているのだ。

    他方、田口淳之介『Connect』のMVは、スケボー仲間とのコミュニティというモチーフが、ビルの屋上や街中の公園と共に全面に押し出されている。ローカルを大切にするというそのスタンスは、逆説的に、アメリカのストリートの音楽により近接できている。赤西と田口にはこのような興味深い対称性があったようだ。

    その対称性の考察は今後の課題ということにしよう。
    ひとまずは、アンチ・ジャニーズ三人衆の共通項は海外志向である、と結論付けることができる。

    そこからさらに見方を反転させ、日本に残された側のことを考えてみたい。
    国内志向文化としてのジャニーズ、という発想だ。
    国内志向と海外志向、言い換えれば、日本が一番と思う人と日本は遅れていると思う人。昨今、両者の溝はより深くなり、両者の主張はより先鋭化されている気がする。その水面下での分裂の非常に象徴的な表面化として、新世代のアイドルを代表し日本の芸能シーンを支えていくはずだったKAT-TUNの分裂劇を捉えると、一連の事象は一段と興味深い。少女漫画の王子様のようだった田口が徐々にシンプルに洗練されていった事実すらも、見落としてはいけない気がしてくる。

    以上を踏まえて、今後のKAT-TUN、赤西、田中、田口の動向は注目に値する。
    だれがどこで成功するのか。溝は深まるのか。あるいは、もしかしたら、再結成はあるのか。
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